
こんにちは、おじさんです。
今回は、おじさん大注目の仮想通貨、「VELO(ベロ)」についてです。
3部作の第1部として基礎から解説していきますよ。
とっても期待膨らむ通貨なので、知ってしまうと、夜も眠れなくなるかもしれません。
まだまだ注目されてませんが、あのブラックロック、VISAも絡む通貨なんです。
では記事をどうぞ♥️
Web3+とは?VELOが掲げるビジョン
VELOは「Web3+(ウェブスリープラス)」というユニークな構想を掲げています。
これは、単なるブロックチェーン技術による金融改革ではなく、既存の銀行・送金ネットワーク(Web2)と、新しい分散型金融(Web3)を“つなぐ”ことを目的とした概念です。
例えば、銀行の送金システムやKYC(本人確認)などをブロックチェーンのスピードと透明性で補完することで、ユーザーにとってより安心・便利な金融環境を実現します。
この点が、単なる「DeFi」や「NFT」とは異なる、VELO独自の立ち位置です。
Stellar(XLM)との関係|VELOの実力の源泉
VELOは、Stellarネットワーク上で設計されたトークン。つまり、VELOの発行や流通は、国際送金に特化したStellarブロックチェーンの機能を最大限に活用しています。
- 高速かつ安価なトランザクション:Stellarは数秒で送金が完了し、ガス代もわずか数円以下。
- 信頼性とスケーラビリティ:XLMはIBMなど大手企業も導入する実績を持つ。
- XLMがガス代として必要:VELOを使うにはXLMを保有しておく必要があり、今後XLMの需要にもつながる。
さらに特筆すべきは、Stellar共同創業者のジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)氏がVELOプロジェクトのアドバイザーに就任していることです。
このことからも、VELOがStellarの技術的・思想的な正統進化の一環として設計されていることが分かります。
Nova ChainとOrbit|VELOのインフラ構成
VELOは2023年後半から「Nova Chain」という独自のEVM互換チェーンを展開しています。これにより、Ethereumと互換性のあるスマートコントラクトを活用しながら、より効率的な処理が可能となっています。
さらに、決済アプリ「Orbit」や「PayFi」など、実際のユースケースに対応したプロダクトがすでに開発・リリース予定がされています。
- Orbit:USDVなどのステーブルコインでの送金・決済アプリ。Stellar基盤を活用。
- PayFi:企業・加盟店向けのWeb3決済システム。手数料の低さが特徴。
これらのアプリは、タイやフィリピンなどの東南アジア市場での展開を予定しており、リアルな需要に基づいたWeb3サービスとして成長していきます。
KYCと匿名性の両立を目指すID構想
VELOは金融機関や企業が利用するインフラとして、KYC/KYB(法人向け本人確認)への対応を重視しています。
それと同時に、ユーザーのプライバシーも保護する匿名チェーンとの連携を視野に入れたIDフレームワークを構築中です。
これにより、
- 法律や規制に準拠した安心なトランザクション
- 一般ユーザーにとってのプライバシー保護
という相反するニーズをバランスよく満たすことが可能になります。
この「信頼と自由のバランス」を追求する姿勢が、金融インフラとしての説得力を高めています。
今後の展望|USDVとの連携と第2部への布石
VELOは、今後さらに注目されるステーブルコインUSDV(ドル連動型)と深く関わっていきます。実際に、USDVは発行時にVELOをロック(担保)することで、安定性と信頼性を担保しています。
この構造については、第2部で詳しく解説予定ですが、ここでは次のポイントだけ押さえておきましょう。
- USDVは、VELO経済圏内で使用されるステーブルコイン
- USDVが発行されるたびに、VELOがロックされて市場から消える
- VELOがロックされることで、供給圧縮と価格上昇圧力につながる
VELOは単に使われるだけでなく、使われれば使われるほど価格が上がりやすい構造を持っている点が非常にユニークです。
まとめ|VELOは“インフラ”としての仮想通貨
VELOは、以下のような特長を持った“次世代インフラ型トークン”です:
- Web2とWeb3の橋渡しを目的とした「Web3+構想」
- Stellar(XLM)をベースとした信頼性の高い設計
- 実際の金融機関・企業での導入実績が増加中
- ジェド・マケーレブがアドバイザーとして参加
- KYCと匿名性の両立を目指すID構想

次回(第2部)では、いよいよUSDVとの構造的連携と、それによって生じるVELOのロック・希少性・価格上昇メカニズムについて詳しく見ていきます。
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