【第2部】OrbitとPayFiとは?USDV×VELO“循環型モデル”を徹底解説

仮想通貨投資
おじさん
おじさん

こんにちは、おじさんです。

今回は前回のつづき、おじさんも推してる通貨、VELOです。

前回の記事を読んでなければ、こちらの記事からどうぞ。

今回はVELOの価格が上がる、価値が高まる仕組みのお話し。

きっと、読み進めていくうちに、VELOとおじさんの虜です。

では、記事をどうぞ♥️

🔍 なぜVELOは「使うと価格が上がる」のか?

一般的な仮想通貨は「使う=売る=価格が下がる」という構造を持っています。

しかし、VELOは真逆。

USDVを発行・使用するたびにVELOがロック(=市場から除外)され、流通量が減ることで希少性が増し、価格が上昇しやすくなる構造を持っています。

これは「逆インセンティブ(逆に働く動機)」とも呼ばれる、極めてユニークなモデルです。

OrbitとPayFiの役割・構想

OrbitとPayFiは、VELOとUSDVの実需を生み出すアプリであり、それぞれに明確なターゲットと機能があります。

Orbit(個人向けスーパーアプリ)

  • スマホで完結するP2P国際送金アプリ
  • USDVを使った手数料激安の海外送金
  • マイクロ投資やポイント連携などの金融機能も追加予定
  • 将来的には以下のような多機能展開へ・・
    • 不動産売買や保険契約(RWA)
    • NFT発行と売買
    • 個人ID連携によるパーソナル金融サービス
用語解説
  • P2P(ピア・ツー・ピア)送金  → 銀行を使わず、スマホ同士で直接お金を送り合えるし仕組みのこと。

PayFi(法人・事業者向け決済アプリ)

  • 小売店・EC事業者向けのUSDV決済ソリューション
  • POS連携・API接続が可能
  • 会計システムや給与支払いなど、ビジネス向け用途に特化
用語解説
  • POS(ポス)連携  → お店のレジとアプリをつなげて、簡単に支払いができるようにする仕組みのこと。
  • API(エーピーアイ)接続  → アプリやシステム同士をつなげて、自動で情報をやりとりできる仕組みのこと。

⚖ 他の決済アプリとの違い

特徴Orbit/PayFiGCash(フィリピン)Dana(インドネシア)Wise(グローバル)
ブロックチェーン基盤◎(Stellar + Nova)×××
ステーブルコイン対応◎(USDV)×(フィアットのみ)××
国際送金対応◎(スマホでP2P送金)△(提携サービス経由)
RWA対応予定◎(不動産・保険)×××
手数料数円程度数%〜数%〜数百円

GCash:フィリピン最大のモバイルウォレット。銀行口座不要だがブロックチェーン非対応。

 → 利用者数:約8,000万人(2024年時点)

Dana:インドネシアのQRコード決済アプリ。

 → 利用者数:約1億2,000万人(2024年時点)

Wise(旧TransferWise):国際送金特化のグローバルアプリ。

 → 利用者数:約1,600万人(2024年時点)

💱 USDVロックモデルの仕組み(完全版)

OrbitやPayFiで使われるUSDV(ステーブルコイン)は、「VELOを担保にして発行」されます。

ここで重要なのが、「担保は1.5倍」というルールです。

🔄 たとえば・・

  • 100万USDV を発行したいとき、必要なのは 約150万ドル相当のVELOをロック すること

これは1.5倍の過剰担保(オーバーコラテラライズ)という仕組みで、もし市場価格が下がってもUSDVの価値が守られるよう設計されています。


📉 流れの解説(なぜ価格が上がる?)

  1. USDVを発行するにはVELOを大量にロックする必要がある  → 必然的に、VELОの「買い需要」が発生
  2. ロックされたVELOは市場から消える  → 流通量が減ることで、供給が引き締まる
  3. 希少性が高まり、価格が上がりやすくなる  → 使えば使うほど、VELOの価値はむしろ上がる構造に

✅ なぜ「1.5倍担保」が重要なのか?

  • 発行量より多くのVELОが必要なため、価格が急落しにくい
  • USDVの信頼性・安定性を担保する設計
  • VELO保有者にとっては、ロックされるほど希少性が高まる好循環

このように、「VELOを担保にUSDVを発行する」モデルは、安全性と価格上昇圧力が両立する構造になっています。


🌏 なぜ東南アジアで注目?(アンバンク層データ+スマホ送金文化)

東南アジアは約7億人の人口を抱える巨大な新興経済圏です。その中でも特筆すべきは、「銀行口座を持たない人=アンバンク層」の多さです。

2024年時点の各国推定データは以下の通りです:

国名総人口(概算)アンバンク率(成人)アンバンク人口(推定)
インドネシア 🇮🇩約2.8億人約50%約9,500万人
フィリピン 🇵🇭約1.1億人約44%約3,000万人
ベトナム 🇻🇳約1億人約30〜35%約2,500万人
タイ 🇹🇭約7,000万人約20〜25%約1,200万人
マレーシア 🇲🇾約3,300万人約20%未満約400万人
カンボジア 🇰🇭約1,700万人約60%約800万人
ミャンマー 🇲🇲約5,500万人約60〜65%約2,500〜3,000万人
ラオス 🇱🇦約750万人約65%約480万人

このように、主要国だけでも1億人以上のアンバンク層が存在しており、これは銀行インフラが行き届いていないことを意味します。

一方で、スマートフォンの普及率は80〜90%以上に達しており、多くの人々がスマホ1台で金融サービスにアクセスするニーズを抱えています。

さらに注目すべき背景・・

  • 海外出稼ぎによる仕送り(リミッタンス)需要が大きい
  • 通貨インフレや信用不安から、ドル建て資産(USDV)への信頼が高まっている
  • 若年層比率が高く、新技術への適応力が高い

このような条件が揃っているため、Orbit+USDV+VELOの構造は、東南アジア市場で実需を伴って受け入れられる土壌があると考えられているのです。

🏠 RWA活用とVELOの拡張性(不動産・保険)

Orbitは「スーパーアプリ」として、金融領域を超えた実社会との接点を強化するために、RWA(Real World Asset:実世界の資産)分野への展開を予定しています。

とくに注目されているのが、以下の3領域です:

🏘 不動産(Real Estate)

  • 分割所有によるマイクロ投資:1軒の不動産をトークンで分割し、一般ユーザーも少額で参加可能に
  • 国境を越えた購入・運用:たとえばフィリピンのユーザーが、USDVを使ってベトナムやタイの物件に投資できるようになる
  • 資産のトークン化による流動性の確保:売買・譲渡・担保設定もブロックチェーン上で実行可能

🛡 保険(Insurance)

  • マイクロ保険の導入:保険金額が数ドル規模でも契約・支払いが可能に
  • スマホで即時契約・請求:災害保険・医療保険・旅行保険などの申し込みや保険金請求をアプリ上で完結
  • スマートコントラクトによる自動支払い:天気情報や病院データと連携し、条件を満たせば自動で支払い処理を実行

💡 その他のRWA分野

  • 教育費の積立:親がUSDVで定期的に教育資金を積み立て → 子どもが将来使える形にトークン化
  • 医療費の分散管理:ファミリー単位で医療積立口座を作成し、医療機関と連携
  • 農業や小規模ビジネスへのローン:RWAトークンを担保にした小口融資モデルの構築

まとめ:VELOは“自己燃焼型”トークン

  • USDVの発行と使用でVELOがロックされる構造
  • OrbitとPayFiが実需を担保
  • アジア・アフリカ市場の送金インフラとしての可能性
  • 将来的なRWA連携による新たな用途の広がり

VELOは「使うことで価格が上がる」という逆転の発想を体現した、“自己燃焼型”トークンです。

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