
こんにちは、仮想研のおじさんです。
「仮想通貨って儲かるんでしょ?」
「みんなやってるし、乗り遅れたくない!」
そう思って始めたのに、気がつけば含み損…
実はそれ、初心者あるあるです。
この記事では、仮想通貨投資初心者がやりがちな失敗パターンとその回避法を、実際によくある事例とともに詳しく解説します。
さらに、詐欺の見分け方・税金・リサーチ術・相場に応じた判断方法まで網羅。
2025年の相場にも対応した、これから仮想通貨を始めるすべての人に読んでほしい内容です。
では、さっそく見ていきましょう。
✅ 仮想通貨は”魔法の稼ぎ方”じゃない!
仮想通貨は確かに夢がありますよね。
でも「簡単に儲かる」と思っていると、痛い目を見ます。
おじさんも、身も心もズタズタになっていた時期もありました。
今は復活しましたが、残念ながら、頭皮は相変わらずスッカスカです。
この世界で生き残るために必要なのは、知識・情報・判断力の3つ。
おじさんも、仮想通貨投資を始めたときに、知識・情報・判断力の3つを習得していれば、頭皮がスッカスカにならずに済んだかもしれません。
👉 まだ仮想通貨の基本を知らない方は、まずこちらの記事をどうぞ:
❌ 初心者がやりがちな失敗7選と回避法
① SNSで話題の銘柄に飛びつく(高値掴み)
「インフルエンサーが推してたから買った」→その直後に暴落…これは典型的なFOMO(乗り遅れ恐怖症)です。
✅ 回避法:SNSの情報は参考程度に。
必ず公式サイト・ホワイトペーパー・時価総額・チャートなど、自分で調査を。
仮想通貨プロジェクトの目的や仕組み、今後の計画などをまとめた「計画書」です。
内容が曖昧だったり、更新されていない場合は注意しましょう。
② 生活資金や借金で投資する
「今がチャンス!」と全財産を突っ込んでしまう人も…。それは投資ではなく博打です。
✅ 回避法:必ず“余剰資金”で行いましょう。生活費・借金での投資はNG!
③ ウォレットや取引所の管理がずさん
仮想通貨を購入した後に、そのまま取引所に置いておくのは非常にリスクが高い行為です。
取引所のハッキングや閉鎖などで資産を失うケースも過去に多く発生しています。
仮想通貨は、自分自身で管理する「セルフカストディ(自己保管)」が基本。
特に中長期で保有する場合は、ハードウェアウォレットに移すのが安全です。
- パスワードの使い回し
- シードフレーズの未保管
- 詐欺リンクをクリック
これらはすべて、資産を失うリスクにつながります。
✅ 回避法:
- 2段階認証は必ず設定
- シードフレーズは紙にメモし、分散保管
- 金額が大きくなったらハードウェアウォレット(Ledgerなど)を使う
ウォレットを復元するための12〜24個の英単語です。このフレーズが漏れると、誰でもあなたの資産にアクセスできてしまいます。
絶対に他人には教えず、安全に保管しましょう。
④ すべての銘柄でガチホが正解と思っている
ガチホ(長期保有)は、銘柄と相場次第。
- ✅ BTCやETHのような上位銘柄:長期保有で恩恵あり
- ❌ ミームコインや草コイン:ガチホで無価値化のリスク大
インターネット上のジョークや話題性をきっかけに誕生した仮想通貨で、代表的なものにDogeやShiba Inuがあります。
草コインとは、知名度や実用性が低く、価格の変動が大きいマイナーな仮想通貨のことです。
✅ 回避法:
- 銘柄・相場・買値を見て”利確・損切・ガチホ”を選択
- テクニカル分析やオンチェーンデータを活用
⑤ 利確タイミングを逃す(欲張りすぎ)
「もっと上がるかも」で利確を先延ばし→暴落で含み益ゼロに。
✅ 回避法:
- 利益が出たら一部利確する癖をつける
- ルール例:「+20%で半分利確、残りは+50%または-10%で判断」
⑥ 詐欺プロジェクトに騙される
仮想通貨の世界では、実在するように見えるが中身が空っぽの「詐欺コイン」も数多く存在します。
特に話題性や人気作品に便乗したプロジェクトは要注意です。
📌 有名な事例:2021年のSquid Gameトークン詐欺
🎭 実際に起きた詐欺事例:2021年のSquid Gameトークン事件
Netflixの人気ドラマ『イカゲーム』に便乗して作られた「SQUID」という仮想通貨は、数日で数千%も急騰しました。
しかし、その裏では…
- 投資家はトークンを買えても売却できない
- 開発者は匿名で、プロジェクトの正体が不明
- 最終的に約340万ドル(約4億円)を持ち逃げし、価格はゼロに暴落
このような手口は「ラグプル(資金引き逃げ)」と呼ばれ、見た目がそれっぽくても中身がない=危険信号です。
「月利30%保証」「AIが稼ぐ」「紹介すれば報酬」…すべて危険なワード。
✅ 見抜くポイント:
- 非現実的なリターンをうたう
- チーム情報が匿名 or 存在しない
- ホワイトペーパーの中身がスカスカ
✅ 対策:CoinMarketCapやCoinGecko、公式サイト、GitHubを必ずチェック!
⑦ 税金の仕組みを理解せずに取引
利益が出たら税金がかかることを知らず、申告漏れになる人が多いです。
✅ 税金の基本(日本):
- 雑所得扱い(最大55%)
- 年20万円超の利益で確定申告必要
- 他の損益とは通算できない
🛠 便利な計算ツール:Koinly / Cryptact / Coinpanda
🧭 仮想通貨投資前のチェックリスト
チェック項目 | 確認内容 |
---|---|
取引所 | 金融庁登録済か? |
銘柄 | 時価総額・開発体制・透明性は? |
資金 | 余剰資金で運用しているか? |
戦略 | 利確・損切りのルールがあるか? |
情報源 | 公式情報や信頼できるリサーチを使っているか? |
🔍 情報収集ツールと使い方
- CoinMarketCap / CoinGecko:価格・時価総額・出来高
- Messari / CryptoSlate:レポート・規制ニュース
- 公式サイト / GitHub:開発状況と透明性を確認
- X(旧Twitter):リアルタイム情報を確認(ただし盲信NG)
🚀 投資を始める5ステップ
- 仮想通貨の基本を学ぶ(Binance Academy、仮想研のおじさん)
- 金融庁登録の取引所を開設する(bitFlyer、Coincheckなど)
- 少額(1〜3万円)から始める
- 投資ルール(利確・損切)を決めておく
- 月1で運用成績を見直す
🧓 おじさんのまとめ

仮想通貨投資は、楽して儲かる魔法の手段ではありません。
でも、リスクを理解し、情報と知識を武器に正しく戦えば、資産形成の強力なツールになります。
「情報と知識を得た者が勝つ」
──それがこの世界の真理です。