
こんにちは、おじさんです。
おじさんが推している仮想通貨の一つ、VELO。
今回で3回目ですね。
今回の記事では、VELOの価格が高騰する要となるスーパーアプリOrbitや、VELOに出資、提携している企業の紹介等をしていきますよ。
この記事を読み終えたときには、VELOとおじさんにぞっこんですよ♥️
前回、前々回の記事はコチラからどうぞ。
Orbitのスーパーアプリ構想とは?
VELOプロジェクトが展開する「Orbit」は、東南アジア市場に特化したWeb3型スーパーアプリ構想の中核をなす存在です。
これは単なる送金アプリではなく、スマホ一台で個人のあらゆる金融ニーズをまかなえる“ミニ銀行”のようなプラットフォームを目指しています。
個人金融を1つにまとめる「次世代アプリ」
Orbitの最大の特徴は、「分散された金融機能をスマホで完結させる」こと。
以下のような機能が統合されていく予定です。
- P2P送金(USDVによる瞬時かつ低コストの送金)
- 投資(マイクロ投資やRWA資産への投資)
- 保険(マイクロ保険契約・請求)
- NFTの発行・管理
- 個人ID・信用情報の統合
これらの機能がひとつのアプリで管理できるUXは、銀行口座を持たないアンバンク層にも非常に直感的で魅力的です。
RWAとID連携による“実需”の爆発
Orbitでは将来的に、RWA(不動産、保険、教育、農業など)とID(本人確認情報、信用スコア)を連携させる構想が明言されています。
例えば・・
- 不動産をトークン化し、ユーザーがUSDVでマイクロ投資
- 医療保険契約をスマホで完結、スマートコントラクトで自動支払い
- 教育ローンや農業ローンを家族単位で管理
こうした使い道の広さは、既存のDeFiやウォレットとは一線を画すものです。
Nova Chainの技術的意義|Stellarの外側に広がるWeb3拡張性
VELOはStellarブロックチェーンを基盤としながらも、その外側に「Nova Chain」という独自のEVM互換チェーンを展開することで、高い拡張性を実現しています。
EVM互換とWarp Bridgeの役割
Nova ChainはEthereum Virtual Machine(EVM)と互換性を持ち、既存のEthereum系スマートコントラクトが利用可能です。これにより、以下のような機能が期待されています。
- StellarベースのUSDVを、EVMチェーン上でも流通可能に
- Warp Bridgeにより、Orbit/Nova/外部チェーンをシームレスに接続
- 複数チェーンにまたがるID管理・資産連携
これはVELO経済圏を、Stellarだけにとどめず、より広範なWeb3空間へ拡張するための技術基盤となります。
開発者にとって魅力ある基盤へ
Nova Chainは、開発者向けにSDKやインセンティブプログラムを提供し、DeFiやNFTアプリの誘致を進めています。
- Nova上で動作する分散型取引所(DEX)
- NFTマーケットプレイス
- マルチチェーン対応のIDソリューション
これにより、単なる決済チェーンにとどまらない“開発可能なエコシステム”として進化しつつあります。
- SDK(ソフトウェア開発キット):開発者がアプリや機能を作るときに使う「部品セット」みたいなもの。これがあると、開発が簡単でスピーディーになります。
- インセンティブプログラム:簡単に言えば「報酬制度」。アプリやサービスをNova Chain上で開発・公開すると、VELOトークンなどで報酬がもらえる仕組みです。
Paxosとの提携|利回り付き通貨USDLの導入とその意味
2025年5月、VELOはPaxos Internationalと戦略提携を発表しました。
この提携により、Paxosが発行する**利回り付きステーブルコイン「USDL(Lift Dollar)」**がVELOエコシステムに統合されました。
USDLってなに?
初心者向けにざっくり説明すると、USDLは「持っているだけで毎日ちょっとずつ利息がつくお金」です。
- 発行元:Paxos(米国の規制下にある信頼性の高い企業)
- 裏付け:米国債・現金など安全な資産
- 特徴:日次で自動的に利回りがつく(銀行預金のような仕組み)
Orbitでどう使えるの?
USDLは、VELОエコシステムにおいて次のように使われます:
- 🌱 **準備金(トレジャリーリザーブ)**として:USDVの安定性を高める裏付け資産
- 💸 **決済手段(セトルメントアセット)**として:OrbitやPayFiなどでの支払いにも使用可能
✅ Paxosとの提携で得られる主なメリット
- 信頼性の高い資産の導入:USDLは米国債で裏付けられており、Veloエコシステムに高品質な準備金を追加することができる。
- 利回り付き通貨の提供:ユーザーがUSDLを保有することで、日々の利息を受け取れる。資産保全型の使い方が可能に。
- 大手企業との連携強化:Paxosはニューヨーク州金融当局(NYDFS)の認可を受けた信頼性の高い企業。これにより、Velo側の規制対応力と信頼性が飛躍的に向上。
- グローバルな資本アクセス:Paxosとの提携を通じて、Veloは米ドル建てステーブルコイン市場や、より広い国際金融市場との接点を拡大可能。
USDVとの違いは?
まず前提として、Orbitアプリ内での主軸通貨はUSDVです。USDLも決済などに使えますが、基本的には以下のように使い分けられます。
項目 | USDV | USDL |
---|---|---|
発行元 | Velo Labs | Paxos |
担保 | VELO(1.5倍ロック)+ RWA | 米国債など(利回り付き) |
利息 | ❌ なし | ✅ あり(毎日つく) |
ガス代 | 安い(Stellar) | 高め(Ethereum系) |
決済 | ◎ 日常向き | △ 可能だが手数料重い |
USDLは信頼性・資産運用に優れた通貨ですが、日常決済や少額送金にはUSDVの方が使いやすいというのがポイントです。
提携企業・銀行との関係性|実需を担保する布陣
VELOが他のWeb3プロジェクトと異なるのは、単なる構想だけではなく、既に強力な提携パートナーを抱えている点です。
主要な提携先・関係企業
📋 VELOの主な提携先一覧
提携先 | 概要 |
---|---|
CPグループ(タイ) | タイ最大の複合企業。小売・通信・銀行セクターを展開。Orbitによるセブンイレブン(約15500店舗)で、決済導入が進行中。 |
Lightnet | Stellar基盤の決済ネットワーク。VELOとUSDVの流通を担う。 |
UOB銀行 / Visa / セブン銀行 | UOB銀行はシンガポールに本社を置く商業銀行で、アジアを代表するリーディングバンクの一つ。UOB銀行、Visa、セブン銀行は、ステーブルコイン対応の金融ネットワーク拡充を模索中。 |
Xangle(韓国) | 韓国最大手のWeb3マーケットインテリジェンスプラットフォームを運営する企業で、Web3の普及を推進しています。Web3データインテリジェンス企業。経済カレンダー連携などで透明性と分析機能を強化。 |
Travala | VELOでホテル・航空券など約300万件の商品にアクセス可能なブロックチェーン旅行予約サービス。 |
MaiCoin(台湾) | 台湾の大手暗号資産取引所。VELOと提携し、コンビニ「ライフ(萊爾富)」と連携して現金で暗号資産を購入可能(※ライフ自体はVELOと未提携)。 |
BlackRock | 世界最大の資産運用会社。トークン化短期米国債ファンド「BUIDL」をUSDVの裏付け資産として統合。東南アジア向け利回り提供に貢献。 |
ラオス政府 | 国家プロジェクトとして、金準備をトークン化。PTL Holdingと連携し、ラオスのデジタル経済インフラ構築を支援。 |
まとめ|VELOは“現実のWeb3金融インフラ”になれるか?
VELOは単なるトークンではありません。
Orbitというスーパーアプリを通じて個人金融を再構築し、Nova Chainで開発と連携の基盤を固め、実際の大企業と金融ネットワークを巻き込んで“使われる仮想通貨”へと進化しています。
次に注目されるのは、アジアを超えてアフリカ・南米市場にまで波及する“第二のステージ”。
この動きが加速すれば、「使えば使うほど希少になる=価格が上がる」VELOの“自己燃焼型”モデルは、単なる構想でなく現実のエコシステムとして完成するでしょう。